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「頼まれたら断ってはいけない」と感じる心のブロック解除

*目次

どこに住んでいてもご近所づきあいは意外と気を遣うものです。例えばそれがご高齢の方の頼まれごとだったりすると、角が立つようで断りづらい…なんてことも。今回はイヤイヤながら付き合っていたご近所さんの集まりへの気持ちが、ブロック解除で大きく変わった洋子さんのエピソードです。

毎日のようにお茶会に呼ばれるのがストレス

専業主婦なのに、なぜかいつも時間に追われて忙しいと感じている洋子さん。ある年に町内会の役員を引き受けてからというもの、何故かしょっちゅう町会長さんの家のお茶会に呼ばれるようになったのです。

年上のご婦人たちの相手は嫌いではない洋子さんですが、毎日のように呼ばれては小さなついでの買い物やスマホの使い方を教えてなどと頼まれ、応ずるうちに時間を取られて、結局家事ややりたいことは後回しで対応しているようです。

お年寄りの頼みを断ると失礼かもと思っていた!

「狭い町でしょう?年上の方のお誘いを断ると失礼かなぁ、今後の関係が気まずくなるかなぁと考えてしまって。でも本音を言うと毎回はきついんだよね。」とため息をついています。

「逃げられないご近所付き合いのストレスはどうしたら改善すると思う?」と聞かれたので「心のブロックなら3分で解消するけど…?」というと「何それ、面白そう!やってみて!」と表情が変わりました。そこで「人に時間をコントロールされている」「人からの頼みは断れない」をブロック解除しました。

自然に断れたことが嬉しい!

ブロック解除をしてからしばらく経ったある日、洋子さんがバームクーヘンを持って我が家に来ました。「一緒に食べよう!そして聞いて聞いて!私、あのあといつものお茶会に呼ばれたんだけど、自然にサッと断ることができたのよ」と嬉しそうです。

「今日は用事があるのですみません、ってサッと言えたの!そしたら後日『いつも色んなことを解決してくれてありがとう、みんな助かってるよ』って言いながらお隣さんが「あなたの大好物のバームクーヘン見つけたから」って持ってきてくれたの。

「イヤだな」と思っていた気持ち自体が変わった

なんかその笑顔と言葉を聞いてたら、私のほうこそ、母のようにいろんなことを聞いてくれて困った時助けられているなあって。そして私がバームクーヘン好きなこと覚えててくれたこととか、感謝でいっぱいになっちゃったの。

イヤイヤ付き合ってあげてた気持ちが変わってて、時々なら色々頼まれてもいいかなぁって思っちゃった。同じ物事なのに、イヤだなと思ってた自分の気持ち自体が変わってるのね!ブロック解除って不思議ね!」

一度パッと断れたことで、自分の時間を取り戻し、時々なら頼まれることもイヤじゃないことに気づけた洋子さん。今後の人間関係も良い関係を保てそうですね。

(公認リサーチャー 鷲浦朱里)