ミスを引きずってしまう毎日
60歳のみどりさんは、最近職場で落ち込むことが増えた気がしています。
一つミスをしてしまうと、もうしないようにしなきゃと過度に気にしたり、人にどう思われただろうなどと余計な事まで考えてしまって、心が落ち着かなくなるのです。
そうするとまたミスを重ねてしまい…という日が多くなり自己嫌悪で落ち込んでいました。「仕事行くのが嫌だなぁ…」と足が重いこの頃です。

後悔や心配で頭がいっぱいになってしまう
ある日、みどりさんは朝にかかってきた電話応対で、お客様の名前を聞き間違えてしまいました。その後はミスをしていないのに明るい顔ができません。
仕事をしながら、最近家族からも「お母さん話聞いてる?」と言われたことまで思い出しました。
「もう歳なのかな、仕事をこれ以上続けるの、無理かもしれない」
みどりさんはそう思って、この日ずっと落ち込んだまま暗い顔でその日の仕事を終えました。
終業後、パートの同僚の田中さんが「どうしたの?今日はずっと顔が暗いね。」と話しかけてきました。「朝にミスしちゃったのを気にしちゃってて、まだ引きずってるのよ」と返すと、「お茶しない?よかったら話を聞くよ」と誘ってくれました。
ところが、とにかく早く帰ってリセットしたかったみどりさんは首を振り「今日は早く帰って寝ちゃうことにする〜、またね」と返事もそこそこに足早に帰宅しました。
その夜、田中さんからラインで「まだ起きてるかな?今度の土曜日空いてる?友人がマルシェに出店しているんだけど、一緒に行かない?」と誘われました。
みどりさんは「昼間に田中さんは気を遣って声をかけてくれたのに、ミスしたことを引きずっていたせいで、スルーしちゃったのよね。今回のお誘いは行こうかな」と思い、一緒に出かけることにしました。
田中さんが明るくて前向きになったきっかけは
土曜日、公園で開催しているマルシェでは、田中さんの友人、佐々木さんが「3分で1個心のブロック解除」というお店を開いていました。
みどりさんは、田中さんに「ブロック解除って何?」と聞きました。
すると「心の癖を取るちょっと面白い方法なのよ」と返事が返ってきました。

田中さんは「この人はね、心のブロック解除ができる資格を持っているの」と佐々木さんを紹介してくれました。
「前に私がミスをひきずって落ち込んでいた時に、ブロック解除をしてくれたのよ。
そしたらね、ブロック解除をしてから、ラッキーなことが続くようになったの」
エレベーターに待たずに乗れたとか、特売最後の一個をゲットできたとか、本当に些細なことなのですが、笑顔になれる小さなラッキーに救われるようになり、心の切り替えが早くなったと感じられたそうです。
最近ではミスを引きずることがなくなり、明るく前向きに1日を過ごせるようになったと話してくれました。
「あなたがミスを引きずって落ち込んでいるのを見て、私のように一度ブロック解除してみたらどうかなと思って誘ったの。」
みどりさんも興味が湧いてきました。
「田中さんはいつも明るくて前向きだから羨ましいなと思っていたの。田中さんも以前はミスを引きずっていたのね。ぜひ、お願いしたいです」
みどりさんは佐々木さんにブロック解除をお願いすることにしました。
みどりさんは椅子に座り
「私はここのところ仕事でミスをしたら、またやっちゃうかもとか考えて、落ち込んだ気持ちを引きずってしまうんです」と言いました。

「ではミスを気にして落ち込んだ気持ちを引きずってしまうことをブロック解除しますね」佐々木さんはそう言うと、サッとみどりさんの手を取ってブロック解除をしてくれました。
話に聞いていた通り、あっという間でした。
[仕事中の気持ちが変わった?]
数日が経ちました。
みどりさんが先日名前を間違えてしまったお客様からまた電話がかかってきました。
みどりさんはすぐに気がついて「先日はお名前を間違ってしまい、大変失礼をいたしました!!」と謝りました。
するとお客様から「私の名前は良く間違われるので気にしていないよ。それよりあなたの声は聞きやすくていいね。あなたの声を聞いているだけでこっちも元気になれるよ」と逆に褒められてしまいました。

田中さんに「こんなことがあったんだ!これってブロック解除のおかげじゃないかと思うのよ」と言うと
「あ、そういえばそうかも〜!!」と田中さんも喜んでくれました。
みどりさんは、あの時田中さんにブロック解除を紹介してもらってよかったと思いました。
「あっという間だったからまだよくわからないけど、また佐々木さんにブロック解除セッションしてほしいな、今度は違うことも相談してみようかな」
みどりさんは、さっそくスマホを取り出し、佐々木さんのSNSをチェックしはじめました。
[公認リサーチャー 鷲浦朱里]







