みんなに合わせる方がいいと思っていた
ある日、友理奈さんは数人の友人とランチの約束をしていました。
「最近できた激辛カレーのお店に行こうよ!」一人がそう言うと、他の友人たちも「いいね」「行ってみたい」と次々に賛成しました。
友理奈さんは、少し迷いました。実は辛いものが苦手で、本当は和食がいいと思っていたのです。
「どうしよう…」一瞬そう思いましたが「ここで反対したら悪いかもしれない」「私ががまんすれば、みんな楽しく過ごせる」そう考えて、友理奈さんは言いました。
「いいよ、そこにしよう」
友理奈さんたちはカレー屋さんに入りました。
友理奈さんは、一番辛くないカレーを頼みます。すると友人が、「友理奈さん、辛いもの苦手だった?」と聞きました。
その瞬間、友理奈さんは反射的に答えていました。「そんなことないよ。このカレー、食べてみたかったの」

本当は辛いものが苦手だったのに、そう取り繕ってしまったのです。
友人から言われた言葉
ランチの帰り道のことです。
たまたま方向が同じだった友人と二人で歩いていると、その友人が言いました。「ねえ、友理奈さんって、いつも人に合わせてない?」
友理奈さんは驚きました。
「そうかしら?」
「だって今日も、本当は和食がよかったんじゃない?」
図星でした。
友理奈さんは少し考えてから言いました。「みんなが行きたいなら、その方がいいかなと思って」
すると友人は、「それって、自分の気持ちが言えないってことじゃない?」と言いました。
友理奈さんは思わず黙り込みました。
今までそんなふうに考えたことはなかったのです。でも確かに、行きたくないとか、和食のお店がいいとは言えませんでした。
友人からブロック解除の話を聞いて
友人は続けました。
「実は私も前はそうだったの。でも、マインドブロックバスターにブロック解除してもらったら、ずいぶん楽になったのよ」

「ブロック解除?」
友理奈さんは首をかしげました。聞いたことのない言葉です。
友人によると、ブロック解除とは、イメージを使って潜在意識を変えるセッションなのだそうです。
「私だって、半信半疑だったの。だけど自分でも気づいていなかった考え方のクセがわかって、気持ちが楽になったのよ」
友理奈さんは驚きました。正直なところ「そんなことで変わるのかしら」という気持ちもあります。
けれど「自分の気持ちが言えないんじゃない?」と言われたことが、なぜかとても気になりました。
友人は言いました。「もし興味があるなら、一度話を聞いてみるといいかもよ」
友理奈さんは帰宅してからも、友人の言葉が頭から離れませんでした。
「私、人に合わせてしまって自分の気持ちが言えないのかもしれない」
考えているうちに、少しずつブロック解除に興味が湧いてきました。「一度受けてもいいかな」友理奈さんは、試してみることにしました。
ブロック解除を受けてみた
後日、友理奈さんは紹介してもらったマインドブロックバスターのリリィさんに会いに行きました。
落ち着いた雰囲気のカフェで向かい合います。最初のうちは緊張していました。運ばれてきたお茶を飲みながらおしゃべりをしているうちに、少しずつリラックスすることができました。
「今日はどんなことでいらしたんですか?」
リリィさんに聞かれて、友理奈さんはゆっくり話し始めました。
「私、人に合わせてしまって自分の気持ちが言えないんです」

ランチのときのことや、日々の小さな出来事を思い出しながら話します。話しているうちに、自分の状態がはっきりしてくるのを感じました。
リリィさんはうなずきながら聞いています。
そして、やさしく言いました。「では、『自分の気持ちが言えない』をブロック解除しますね」
ブロック解除は短い時間で終わりました。終わったあと、友理奈さんは胸の奥が少し軽くなったように感じました。
自分の気持ちが言えるようになった
ブロック解除を受けてから、しばらくしてのことです。
友理奈さんは、サークル活動の後に数人でランチに行くことになりました。お店を決めようという話になったとき、一人が言いました。
「韓国料理のお店に行ってみたい!」
みんなも「いいね」「おいしそう」と盛り上がっています。
その様子を見ながら、友理奈さんは思いました。「私、また合わせようとしてる…」
以前なら「みんながいいなら、それでいい」と、みんなに合わせていました。けれどその日は違いました。
「私、辛いものがあまり得意じゃないんだよね。和食のお店もどうかな?」少しどきどきしながら、そう言ってみたのです。

すると一緒にいた人たちが、「そうね、辛い料理が多いものね」「じゃあ和食のお店も見てみようか」と自然に答えてくれました。
友理奈さんは、ほっとしました。
「自分の希望を言っても、大丈夫だったんだ…」そう感じたのです。
「これって、ブロック解除のおかげね。あのときブロック解除を受けてよかった」友理奈さんは、そう感じていました。
もしあなたも、人に合わせて自分の気持ちが言えない悩みを抱えているなら、一度ブロック解除を試してみるのもいいかもしれません。
(公認リサーチャー 阿部桃子)







