ホーム » お悩み解決トピックス » 仕事のブロック » 「自分は仕事の要領が悪い」をブロック解除してみた

「自分は仕事の要領が悪い」をブロック解除してみた

同僚にため息まじりに「もうちょっとさっさとやってよ」と言われる

*目次

弥生さんは、仕事でミスをしたり作業が遅くなったりするたびに、「自分は要領が悪いのではないか」と感じていました。周りの人はスムーズにこなしているように見えて、自分だけうまくできていない気がしてしまいます。自信をなくしていた弥生さんは、あるきっかけでブロック解除を受けてみることにしました。

自分は仕事の要領が悪いと感じてしまう

弥生さんは50代です。
事務のパートとして働いています。
ある日のことです。数字の入力作業を任されました。弥生さんは、ミスがないように何度も確認しながら進めていました。
ところが、確認していたつもりでも入力ミスが見つかることがあります。修正しているうちに、作業はどんどん遅れていきました。
隣で同じ作業をしていた同僚は、すでに終わっています。
同僚がため息まじりに言いました。「弥生さん、もうちょっとさっさとやってよ」

同僚にため息まじりに「もうちょっとさっさとやってよ」と言われる

その言葉に、弥生さんは胸がぎゅっとなりました。
別の日には、急ぎの資料作成をしていました。目の前の作業から順番に進めていたところ、途中で必要なデータが抜けていることに気づきます。
確認や修正を繰り返しているうちに、締め切りぎりぎりになってしまいました。
その様子を見ていた上司が言いました。「弥生さん、そのやり方だと時間がかかるよ。先に全体を整理してからやった方がいいんじゃない?」
弥生さんは何も言えませんでした。
たしかに、自分は仕事が遅いのです。急ぐとミスをするし、確認にも時間がかかります。周りの人たちは、もっとスムーズに仕事を進めていました。
「どうして私は、みんなみたいにできないんだろう…」
そのころの弥生さんは、「自分は仕事の要領が悪いんだ」と感じて、落ち込むことが増えていました。

マインドブロックバスターを紹介してもらう

週末、弥生さんは友人の加代さんとお茶をしていました。

加代さんは弥生さんの顔を見るなり、「今日はなんだか元気ないね」と声をかけました。
「最近ね、仕事でうまくいかなくて…」弥生さんはため息まじりに話し始めます。
「周りの人は早くてミスもしないの。私って要領が悪いのね。同僚には文句言われるし、上司には注意されるし、落ち込んじゃうわ」
加代さんは、うなずきながら静かに話を聞いていました。

マインドブロックバスターを紹介してもらう

「実はね、少し前まで私も職場のことで悩んでたの。もし、勧誘みたいに聞こえたらごめんなさい。そういう悩みを“マインドブロックバスター”という人にブロック解除してもらったら、気持ちがすごく楽になったのよ」
「ブロック解除?」
弥生さんは思わず聞き返しました。
加代さんは、自分も最初は半信半疑だったことや、以前より気持ちが楽になったことを話してくれました。
その話を聞きながら、弥生さんは思いました。
「私も変われるのかもしれない…」
加代さんは、「よかったら紹介しようか?」と言ってくれました。
弥生さんは少し迷いましたが、「お願いしてみようかな」そう答えたのです。

ブロック解除を受けてみると

後日、弥生さんは加代さんに紹介してもらったマインドブロックバスターに会いに行きました。
待ち合わせのカフェに入ると、ひとりの女性が静かに座っていました。やわらかい雰囲気のその人が、リリコさんでした。
軽くあいさつを交わし、席につきました。
最初は少し緊張していましたが、お茶を飲みながら雑談をしているうちに、弥生さんの気持ちは少しずつほぐれていきました。
「今日はどんなことでお困りですか?」
リリコさんにそう聞かれて、弥生さんはゆっくりと話し始めました。
「仕事でミスをしたり、時間がかかったりするたびに、自分は要領が悪いんじゃないかと思ってしまうんです」
話しているうちに、自分の気持ちが整理されていくように感じました。リリコさんはうなずきながら話を聞いています。
そして「では、“自分は仕事の要領が悪い”をブロック解除しますね」とやさしく言いました。
弥生さんは少し不思議な気持ちになりながらも、ブロック解除を受けました。
短い時間で終わりましたが「これで気持ちが楽になるといいな」そんな思いを抱きながら、弥生さんはカフェを後にしました。

自分の良さに気づくことができた

ブロック解除を受けてから、しばらくしてのことです。
弥生さんは、以前のように「自分はダメだ」と強く落ち込むことが少なくなっていました。
とはいえ、仕事の進め方が急に変わったわけではありません。相変わらず、周りより時間がかかることもあります。
ある日、急ぎの資料を提出する前に最終確認をすることになりました。同僚たちは、「もう終わった!」と次々に作業を終えています。
弥生さんは、一つずつ確認していました。すると、数字の並びが一か所だけ、ずれていることに気づきました。
そのまま提出していたら、修正が必要になるところでした。
弥生さんが上司に伝えると、「よく気づいたね、助かったよ」と言われました。

上司から「よく気づいたね、助かったよ」と言われた

その瞬間、弥生さんは少し驚きました。今まで、自分は仕事が遅いことばかり気にしていたからです。
弥生さんはふと思いました。「これがブロック解除の効果?」
また別の日のことです。
後輩が資料作成で困っていました。必要なデータが整理できず、どこから手をつければいいのかわからなくなっていたのです。
その様子を見た弥生さんは、自然に声をかけました。「まず全体を分けてみると、進めやすいですよ」
以前、上司に「先に全体を整理してからやった方がいい」と言われたことを思い出したのです。
弥生さんは後輩と一緒に、必要なデータを整理し直しました。
すると後輩は、「あ、これならわかりやすいです」と安心したように笑いました。
その様子を見ていた上司が言いました。「弥生さんって、周りをよく見てフォローしてくれるよね。そういうところ、助かってるよ」
思いがけない言葉でした。
弥生さんは、はっとしました。
仕事が早い人のようにはできなくても、丁寧に確認することや、周りを見ながら動けることも、自分の強みなのかもしれない。

周りを見ながら動けることも、自分の強み

「私にも、ちゃんと良いところがあったんだ…」そう思うと少し心が軽くなりました。
以前のように、自分を責め続けることが少なくなっていました。
「あのときブロック解除を受けてよかった」
弥生さんは、そう感じていました。

(公認リサーチャー 阿部桃子)

おすすめ記事