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「何度言っても家族がゴミの分別をしてくれない」をブロック解除

ラベルを剥がしキャップを外したペットボトルが置かれていた

*目次

ひろみさんが暮らしている地域は、ゴミの分別ルールが細かく決められています。ところが、家族はあまり協力してくれません。自分ばかりがやっているように感じて、ひろみさんのイライラは募っていきました。

ゴミの分別に追われる毎日

「もう、またラベルついたまま…」ひろみさんは思わずため息をつきました。
キッチンのテーブルには、飲み終わったペットボトルがそのまま置かれています。ラベルもキャップもついたままです。

飲み終わったペットボトルがそのまま置かれている

ひろみさんは50代、高校生を頭に3人の息子と夫との5人暮らしです。
これまで何度も言ってきました。
「ペットボトルのラベルは剥がして。キャップも外してって言ってるでしょ」
そのたびに
「わかった、わかった」
夫や息子たちは返事はするのです。でも、結局ペットボトルはそのまま置かれています。
最初の頃は、その都度注意していました。

都度注意していた

けれど、何度言っても変わらないことに、だんだん疲れてしまいました。
「もういいわ」
そう思って、ひろみさんが後から片づけるようになっていきました。
気がつけば、分別はすべてひろみさんの役目になっていました。
「なんで私ばっかり…」
そんな思いが、心の中に積もっていきました。

イライラした気持ちをブロック解除してみた

ある日のことです。キッチンのシンクには、食べ終わった惣菜パックのトレイがそのまま置かれていました。洗われていないまま、放置されています。
ひろみさんはそれを手に取り、水で流しながら思わずつぶやきました。
「まただわ」
ついさっきも、ペットボトルを片づけたばかりでした。
そのとき、ひろみさんはふと思いました。
「そうだ、こういう時こそブロック解除だわ」
ひろみさんは以前、マインドブロックバスターの資格を取っていました。
「家族がゴミの分別をしてくれないとイライラする」
この気持ちをブロック解除してみることにしました。
目をつぶって、心の中でイメージを思い浮かべていきます。

目をつぶって、心の中でイメージを思い浮かべていく

ブロック解除は、あっという間に終わりました。
すると、さっきまで感じていたイライラが、少しやわらいだような気がしました。

ブロック解除を重ねたら家族の様子が変わった

ブロック解除してから、ひろみさんは、以前のようにイライラすることが少なくなっていました。
ペットボトルがそのまま置かれていても、
「またやってない」
と強く思うことがなくなり、気持ちを切り替えられるようになっていたのです。
けれど、家族の様子は相変わらずでした。
飲み終わったペットボトルは、ラベルもキャップもついたまま置かれています。
「このままじゃね…やっぱり困るわ」
ひろみさんは試しにもう一度ブロック解除してみました。
すると、不思議と気持ちに余裕が生まれていることに気づきました。
その日、次男がペットボトルのお茶を飲んでいました。
ひろみさんは、自然に声をかけていました。

次男がペットボトルのお茶を飲んでいた

「飲み終わったら、ラベル剥がしてね」
次男は
「ああ、わかった」
と答えました。
そして飲み終わると、ラベルを剥がしたのです。
その様子を見て、ひろみさんは少し驚きました。
これまでは、同じことを言っても無視されたり、文句を言われたりすることが多かったからです。
「ブロック解除をしたからかもしれない」
ひろみさんはそう感じました。
さらに数日後、もう一度ブロック解除をしてみました。
すると、また変化がありました。
何も言わなくても、ラベルを剥がしキャップを外したペットボトルが置かれていたのです。

ラベルを剥がしキャップを外したペットボトルが置かれていた

家族が自分から分別をしていたのでした。
以前のように一人でやり直すことが減り、ひろみさんの気持ちはずいぶん楽になりました。
「ブロック解除を重ねてみてよかった」
ひろみさんは、そう感じていました。

(公認リサーチャー 阿部桃子)

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