1.子どもを公立高校に進学させたいと思っていたA子さん
A子さんご夫妻は東京の都立高校出身です。
自分たちは公立に行ったことで家の負担が減り親孝行したと思っているし、私立高校は学費や諸費用が恐ろしく高いと聞くので、自分の家計では私立に行かせることは無理だと思っていました。
そのため娘さんには中学生になった時から「うちは私立は無理だから、都立の中から進路を選んでね」と言い聞かせ、都立高校受験用の5教科の塾に通わせていました。
娘さんは吹奏楽部で、コンクール金賞を目指すとてもハードな部活でしたが、A子さんは彼女のために夜用の弁当を作り、部活の後は塾に送り迎えをする生活を続けていました。
2.「公立には行きたい高校がない!」という娘さんの言葉に大パニック!
ところが3年生の進路を決める三者面談のとき、娘さんからこんな言葉が飛び出したのです。
「都立高校には行きたい高校がない。うちは都立しかダメなんでしょ?だから受験したくない。受験しなくちゃいけないなら、お母さん決めていいよ」
A子さんのお嬢さんは部活だけでなく成績も優秀で、都立高校なら希望の学校どこでも受験が可能なほどの内申点と模試の成績を取っていました。
それなのにこの投げやりな発言でA子さんは大パニックに。
その日の三者面談は延期になりました。
すぐ旦那さんと話し合いましたが、お互いに都立高校出身なので「私立高校と都立高校はどう違うのか」「一体いくらかかるのか」などまともに話し合いになりません。
実は娘がどう思っているかきちんと話し合ってこなかったことに愕然としました。
面談の次の日、たまたま子どもの受験が本格化する前にお茶しようと誘われたファミレスで「娘が信じられない、なんで自分の受験が人任せなの」とひとしきり私はA子さんから愚痴を聞かされました。
「そうか、お嬢さんとしっかり話し合わないとね。」
3.ブロック解除で子どもの気持ちを聴く余裕ができ、本当にやりたいことが分かった
そこで私は「ま、ひとつおまじないだと思って受けてみなよ」とブロック解除をすることになりました。
するとA子さんが帰り際には「最終的に娘が笑顔であれば、娘が私立高校に進学したからってお金がかかるばかり言ってちゃダメよね」「あの子が『私立に行きたかった』と一生親を恨む人生を送ったりしたら泣いても泣き切れないから」と何か吹っ切れたような明るい顔をしていました。
その晩「とにかくまずは、反論ナシで娘の話を聞いてみたよ」とラインが来ました。
お嬢さんは実は吹奏楽部が強く、普通科ではなく建築デザイン科のある私立高校に憧れていたのでした。
都立高校ではその2つが叶えられないことがわかって受験そのものに投げやりになっていたとのことでした。
A子さんは、娘さんがやりたいことを自分が言い出せない雰囲気にしていたと涙が止まらなくなったそうです。
旦那さんとも話し合い、希望している私立高校を調べ始めたと言っていました。
4.娘さんの希望が叶い、家族にとっても幸せな結果に
そして三者面談で、進路を私立に変更したいと告げると担任の先生からも「お嬢さんはその学校に向いていると思います。
内申点も模試も成績が良いので推薦入試はいかがでしょうか?」と提案がありました。
本人の希望通り、その推薦を受けることにしました。
私立の単願推薦なので1月中に合格が決まり、卒業までの期間、それまで部活と塾でできなかった家族旅行や外食などをして家族の思い出をたくさん作ることができたということです。
入学後には吹奏楽コンクールで金賞を取り、全国大会の代表になりました。
高校でも成績上位を続け、卒業の時には理事長賞を贈られたほど。
A子さんは「あのファミレスでのブロック解除が私の転機だったわ、ありがとう」と今でも感謝してくれています。
5.ブロック解除で、子どもが夢を諦めない未来をつくりましょう!
未来ある子どもたちに「お金がない」といい、「お金のブロック」のために子どもが自分の価値を低く感じたり、希望の進路を叶えてあげられないことほど残念なことはありません。
そして「お金のブロック」はさらに孫へと連鎖していくものです。
ここで「お金のブロック解除」をし、子どもや次世代が夢を諦めることのない未来を作っていきましょう!
ブロック解除体験はこのホームページからインストラクターにぜひ申し込んでください。
(公認リサーチャー 鷲浦朱里)