父親の退院!介護が必要になったらどうしよう
50代の真紀子さんは会社員です。子どもは独立して今は夫婦2人暮らしです。真紀子さんは2人姉妹の姉で、妹も実家を離れて暮らしています。
真紀子さんの職場の同僚の綾乃さんも離れて暮らす親がいました。綾乃さんは母親が一人暮らしでした。2人でいつも親のことが心配だと、話をしていました。
今日も職場の昼休みに、真紀子さんは綾乃さんに話しかけました。
「綾乃さんに相談があるの。田舎の父が足を骨折して入院してたんだけど、月末に退院することになってね。実家に行って様子を見てきたいんだけど、休暇もらっていい?」
「もちろんよ。真紀子さん、仕事のことはいいから行ってあげて」
「忙しいときに悪いわね。こういう時に、私がそばにいないからだって罪悪感を感じるのよね」
「わかるわ」
「ケアマネさんに相談したんだけど、今のところ良い解決策がなくて不安で。仕事を辞めて田舎に帰るしかないかしら。父の様子を見て、今後のことを家族で話し合わないと」
「私も母のことでいろいろあってね。真紀子さん、よかったら帰りにお茶でもしない?」
2人は仕事帰りにカフェに立ち寄りました。運ばれてきたお茶を飲んで一息ついたところで綾乃さんが話を始めました。
「最近母の様子がおかしくてね。検査したら認知症だって」
綾乃さんは、地元のケアマネに相談してヘルパーを手配してもらったそうです。親戚や知人にも頼んで何とか乗り切っているといいます。
「母は落ち着いているし、今のところは問題ないの。だけどね、、、」
綾乃さんは親戚から、娘なのに地元に戻ってこないの?と聞かれたそうです。
「私だって母の事は心配よ。側にいない罪悪感でいっぱいだし、何かあったらどうしようっていつも不安なの」
綾乃さんはそのすぐ後に学生時代からの友人に辛い胸の内をこぼしました。
するとそのお友達が、不安感を解消出来る画期的な方法があると教えてくれたそうです。
「マインドブロックバスターっていうのよ。私、相談に行ったの」
同僚の綾乃さんのブロック解除の話を聞いて
綾乃さんは友人に紹介してもらってマインドブロックバスターに相談に行きました。
マインドブロックバスターとは、心のブロックを解除することで潜在意識が働きやすくなる手法だそうです。すると、気持ちに変化がおきたり、引き寄せがおきたり、思ってもみなかったことがおきたりするというのです。
「マインドブロックバスターに相談してブロック解除してもらったら良いことがあってね」
ブロック解除を受けてからしばらくして、いつも綾乃さんから電話をかけるのに、珍しくお母さんから電話があったそうです。
「綾乃ちゃん、仕事を辞めて戻ってきたりしないでね。私はこっちで何とかやってるから大丈夫よ」
ちょうど来てくれていた久美子おばさんも電話口で
「綾乃ちゃん、まわりが何と言おうと気にしないで。それより仕事辞めちゃだめよ。私は親の介護で仕事を辞めて後悔してるの。再就職も大変だったのよ」と自分の経験からアドバイスしてくれたそうです。
綾乃さんは母からの電話で、母や自分を助けてくれる人たちがいることに心強い思いがしました。また、母やおばにはっきり言ってもらえて、罪悪感や不安感がフッと軽くなった気がしたのでした。
「母から電話が来た時はびっくりしたんだけど、これってブロック解除のおかげだったのよね」
「綾乃さん良かったわね。私にもそのマインドブロックバスターのこと教えてよ」
真紀子さんは綾乃さんに聞いたマインドブロックバスターについて検索してみました。そして今週末、近くで行われるカフェセッションに行くことにしました。
(公認リサーチャー阿部桃子)